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by KOMPas

 『処遇現場ソフト』の実装 (6)データベース選択の条件

 まず第1点はいうまでも無く、データベースそのもののコストとつかいやすさ(これには拡張性や機能の大小、難易度等も含めておきます。)です。

 第2点目はそもそもそのデータベースが他のコンピュータからの入出力を受け付けるのか、という簡単な問題です。

 第3点目は全頁からの話題である、端末側データベース入出力ソフトの問題です。

  白黒が反転していますが、このマークがデータベースの入出力ソフトを表わすとします。
上図で左から2番目のコンピュータは、ネットワークにはぶらさがっていますが、 がないため、ファイルサーバーへの入出力ができない、ということをこの図でまず理解していただけるでしょうか。

 2番目のコンピュータに がないのには3つの理由が思いつきます。
 (1)  を手に入れるのにコストがかかる。
 (2)  が2番目のコンピュータでは動かないか、動かすのが難しい。
 (3) 2番目のコンピュータとファイルサーバー間の通信ができても とデータベースの通信ができない

 ネットワーク上での端末機の役割によっては、幾つかの条件が更に追加されるか、あるいは緩和されます。
    以下列挙します。

 『処遇現場ソフト』の目的が情報の共有という点にあるなら、次に点は重要です。
    その端末コンピュータは、情報をみるだけでよいのか
    或いは、入力ができる必要があるのか?
    更に、入力は「新規入力」できればいいのか?
    或いは、「訂正」ができなければいけないのか?
    或いは、「編集」ができなければいけないのか

    上記条件を裏返すこともあります。
    情報が見れなくても入力できればいいのか?
    
    更につっこんで、「情報」が共有できればよいのか、或いは、「様式」まで共有したいのか
    端末側にも「セキュリティ」を付加したいのか
    付加するとしたら、どのレベルの?或いは何に対する「セキュリティ」か

    幾らか瑣末な条件としては、
    端末機での「情報」の印刷は必要か

 データベースを実装したファイルサーバーに、ターゲットの端末機がどのような形態のネットワークで接続されているかによっても、条件がかわってきます。LANで繋がれたネットワークだけでなく、電話回線やインターネット、或いは未知の接続形態をとるネットワーク上にターゲットの端末機があるなら、上記の条件を確認しなおす必要があります。 

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