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『処遇現場ソフト』の実装 (5)ファイルサーバーをデータベースへ

「ファイルサーバー」という概念を「データベース」という概念におきかえると、更に、言葉だけでなく何らかのデータベースを実際に導入すると、『処遇現場ソフト』がそれらしくなってきます。
市販のデータベースにはいろいろありますが、これまでのなりゆきから結論すれば、データベースの種類はとりあえず、「なんでもいい」ということになります。
Oracleやサイベース、SQLサーバーはたまたIBM製DB2などののような「本格的」なデータベース、Linux対応の「FREE」データベース、ACCESSやFileMaker、桐、Card、といった「個人向け?」データベース、LotusNotesもデータベースといっていいでしょうし、MicrosoftEXCHAGEをこれにいれてもいいのかもしれません。
データベースぽくないものでは、アクロバットサーバーやJUSTSYSTEMのナレッジシステムサーバーやXerox製DOCUWORKSサーバー等のナレッジシステム関係、昨今巷で話題のサイボーズやiOFFICE等のGROUPWORK系もまたデータベースをもっています。更に、メールサーバーやFTPサーバーもまた、データベースといえます。
ファイルサーバーの発展型という概念からいえば、どこかにデータを格納し、それを取り出すしくみがあれば、一応はデータベースといえるのです。
ファイルサーバーという概念が大元であるなら、次に顧慮すべきは「ネットワーク対応」ということであり、そのデータベースのデータ入出力を端末(他のコンピュータ)で行う方法について考える必要があります。これをクリアできれば、データベースの実装はほぼ完了します。そして、この段階ではあまり気にする必要はないことかもしれませんが、ここの「データ入出力を行う端末」は、ファイルサーバーであるデータベースを何にするかに依存する場合が多く、また端末側をどうやるかの選択枝は、「処遇現場ソフト」全体のコストに大きく影響するところなのです。端末機の数は、次第に多くなっていくのが、「処遇現場ソフト」の宿命です。