平 成 23 年 度

 

           福智の里       園  

 

   書 ()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   社会福祉法人 福智の里

                  指定障害者支援施設 鷹取学園

 

                  822 福岡県直方市大字下境字鬼ケ坂336ー11

                      TEL   0949ー24ー6622

                      FAX   0949ー24ー8333

 

 

 

 

                                          2012 04 01 FK

  

 

 

 

              目  次

 

 

 

 

 

                                                    

 

目 次                   

                      ページ

平成23年度  事業報告          1 〜 15

 

 

添付資料

                

別添資料No1 平成23年度入所者の健康管理について 16 〜 21

 

別添資料No2  平成23年度食事提供について  22 〜 24

              

 

平成23年度  行事・結果一覧表         

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       平成23年度事業報告書(案)

 

                                          社会福祉法人    福智の里

                                            指定障害者支援施設  鷹取学園

 

【事業内容】

〔当初計画〕

【事業内容】

この社会福祉法人は、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことができるよう支援することを目的として、次の社会福祉事業を行う。   

 

社会福祉法人 福智の里  経営内容

 

指定障害者支援施設  鷹取学園  

  (1) 生活介護    76  (利用者―知的障害者)

  (2) 施設入所支援  76  (利用者―知的障害者)

 

  

1、はじめに

平成184月より障害者自立支援法がスタートし、鷹取学園は平成214月より新体系に移行しました。平成23年度で3年目の体制継続となります。平成20年度に障害区分調査を開始しましたが、各市町村の調査(障害程度区分調査)に思いもよらぬ時間がかかり、当初は平成2010月スタートの予定でしたが、平成212月まで結果が出なかったために、平成214月からのスタートに何とか間に合ったという事でした。

障害程度区分の総合判定結果をみなければ、施設区分が決まらず、職員数を決定できない仕組みになっており、時代が時代だけに社会福祉関係の大学や専門学校卒業者でも、福祉施設に勤務することを望まないという傾向が明確に分かり、職員採用には四苦八苦する結果が平成22年度にも引き続き続いている現状です。

平成2141日から、当園は@日中活動は「生活介護」、A土日及び夜間支援は「施設入所」の形態で進めて来ました。そして2年が経過し、定員76名に対し、平成227月に1名の入所者が加わり、実員は73名という内容になっています。

平成231月に入り、入所者の一人が昔、頸椎手術をしたところが、高齢化のためか病気が進行し、手が急に動かせなくなり、全面介護の状態になり、加えて排尿障害を起こし、急遽の入院となりました。

昨年の平成22年度事業計画にもこの件について、「これから先も入院は多くなると思われます。」と触れてはいましたが、予期した様な事態が現実のものとなっているようです。

平成23年度は今まで以上に、できるだけ入院に至らない様に、日頃から少しでも老化防止に力を注いで行くように学園全体で取り組んで行きたいと思っています。

また、平成21年度から民主党政権に変わり、障害者自立支援法が廃止となり、障害者自立支援法から、平成25年の8月から施行予定の新たな総合福祉法に至るまでの間はつなぎ法案で進めると言うことになっています。総合福祉法が出来上がるまでには、色々と内容の検討がなされることと思われます。また、平成23年度には障害者基本法の改正障害者権利条約【注1 Wikipedia資料より⇒障害者権利条約(Convention on the Rights of Persons with Disabilities)はあらゆる障害(身体障害、即ち肢体不自由、内部障害、視覚障害、聴覚障害)、精神障害及び知的障害)のある人の尊厳と権利を保障するための人権条約。日本では障害者の権利に関する条約と政府によって仮訳されている。この条約は21世紀では初の国際人権法に基く人権条約であり、20061213日に第61回国連総会において採択された。日本政府の署名は、2007928日であった。200843日までに中華人民共和国、サウジアラビアも含む20ヵ国が批准し、200853日に発効した。2011217日現在日本国は批准していない。2011217日現在の批准国は98カ国である。なお欧州連合は20101223日に組織として集団的に批准した。】を批准するように進められています。

また、障害者自立支援法が廃案となったとはいえ、厚生労働省は平成233月現在までに、まだ新体系に移行していない施設については、新しい総合福祉法に移行するまでに、完全に新体系に移行させてしまうという形で進めるとされています。しかし、まだ移行を済ませていない施設の数が多いために平成243月の移行期限までに全てが完了しないのではないかとの見方もあり、現在のつなぎ法案を延長せざるを得ないのではとの見方もあります。

国政においても現体制の民主党与党政権がこのまま継続して行くのであろうかといった不安定要素もあり、実際にどの様に変化して行くかについて分かりづらい実状になっています。

ただ、どの様な流れになろうと、知的障害者福祉の在り方については、こうあるべきだと言った進むべき方向性とそれを実現して行くための計画案を、知的障害者福祉関係者自体が、何時どの様な社会情勢になったとしても、きちんと出していく体制になっていなければ成らないという事は当然と言えます。 現在の鷹取学園の取るべき姿は、今までに歩んで来た道を更に前進させて行くという事であり、平成23年度の事業内容を下記の様に計画し、進めて行く計画です。

 

結 果

指定障害者支援施設 鷹取学園は、平成21年4月1日より新体系に移行し、平成23年度の事業も予定どおり下記2つの事業を実施しました。

  (1) 生活介護    76(定員)  (利用者―知的障害者)

  (2) 施設入所支援  76(定員)  (利用者―知的障害者)

 

平成23年度の当初事業計画書に則り、ほぼ予定通りの事業展開することができました。学園の具体的な運営状況の経過報告としては、月に一度の「家族ふれあいの日」を開催していますが、その時に学園より保護者向けに発行しております「鷹取学園からの伝達内容」ですべて報告してきました。

平成23年度も無事に1年が経過したことを報告いたします。

また、平成23年度の全国の知的障害者福祉の流れの中で、当園も活動を実施してきましたが、大きな変化としましては、全国すべての知的障害施設については障害者自立支援法で改正されていた内容の、旧体系から新体系に移行するという事が平成243月迄で完了することとなり、全国のすべての施設の形が取り敢えず新体系の形でのスタートラインに立ったと言う事です。

平成24年度から新体系の形で全国的な福祉運営が展開されて行く事になりました。

しかし、生みの苦しみという事でしょうか、実際には1施設がいろいろな施設形態を持つために、日本知的障害者福祉協会を柱とした全国、各県別の施設長会に於いても今後の組織運営をどのように展開させて行くかは大変なものになるように思われます。県単位の地区会と各部会活動の組み合わせといった点からは、施設長の立ち位置が定まりにくくなるように思われます。例えば、一法人の基に多くの施設運営を展開させるときに、あちこちの部会に顔を出さなければならなくなり、今までとは違った形になると思われます。各部会ごとに何かを目的として会が進展して行くようになるでしょうし、各部会で進められる内容がそれぞれ違った目標を持った場合には、各部会ごとの目標に沿った活動をして行かなければならなくなります。

各部会ごとに知的障害者福祉において、障害程度区分に沿った形の支援を実施していく姿がどのように今までと変わった形になって来るのかは、今のところは誰にも理解できないところでしょう。

もともと何のために国は三障害(身体、精神、知的)をまとめた形の福祉法を作っていくという方針を打ち出したのでしょうか。身体、精神、知的を同列に並べた状態にすることによって、また、すべての障害者を障害程度区分という方法で障害程度別に区分し、区分に応じての支援内容が平等に行われるようになり、それで三障害の支援均衡に於いて差別のない支援の形になると考えたのでしょうか。私たち社会福祉の現場からの視点では、本当に障害者福祉を今よりもさらに向上させて行く方法が考えられるとするならば、それは三障害それぞれの障害特性に沿って、より専門性を持たせた方向に向かって進んで行く方向を定めなければ、本当の意味での障害者に対する支援はあり得ないと感じるところです。障害内容を深く知り、それを理解して支援して行くという方法せいでなければ、それぞれの専門性が今よりももっと漠然としたものとして理解されるようになり、言葉や形で平等といったところで、実際には必要なところに必要な手が届いていないといった社会福祉の内容にしかなって行かないように思われてなりません。

繰り返しますが、施設形態が集約化されたように見えますが、その中身はバラバラになってしまうと思います。やはり現実的には、各障害別単位で、各障害程度に応じた支援部会の活動を実施して行かなければならないということになるのではと思われます。障害者福祉と一本化して、何を目標として、どのように進めていくかについては大変難しい舵取りをしなければならない状態に至ると考えられます。

知的障害者福祉分野だけでも、各知的障害者福祉関係の団体代表者が、どの様な方向性に舵を取り纏めていけば良いかについては頭を悩ましながらスタートしなければならないと言えます。

平成24年度に具体的な歩みが始まってから、いろんな場所で色々な矛盾がまた出て来るでしょう。いろんな経験をしてその結果が次の段階に進んで行くとしても、せっかく支援していくことに於いて、知的障害者のための本当の支援に繋がって行くようになることを願っています。平成23年度は、当園の動きとしては障害程度区分の3年目の見直しがされた年となりました。結果的には入所者の平均区分が5.5から5.6になりました。

今回も調査の内容に関しては、知的障害者の特性が生かされてない内容であったために、支援現場の職員の視点からみた場合には、本来ならば、この人の方が知的障害という障害程度では重度となるはずなのに、調査の結果は全く違っていたという事が出ています。身体障害者の障害程度の物差しで測っても、本来の知的障害の障害程度は出ないという事です。実際に知的障害者の最重度に認定されなければならないA対象者が、身体障害を持っているBの重度知的障害と比べた時に、Aの人の方がBの人よりも軽く評価されているなどの結果が見られています。

支援という点でも、幾分かでも本人が認識できたり、判断できたり、決断できたりする身体障害を持つ重度の障害者よりも、認識もできず、判断もできない、決断もできないという重度で身体的には障害のない最重度知的障害の対象者は、排泄行為一つ見ても全介助です。一日中、四六時中、誰かの支援を必要としています。身辺自立面に対しても全介助という人間が存在しているわけです。誰もそのような知的障害者の存在を知ろうとはしません。本当にこの世の中で、どれだけの人たちが最重度の知的障害者の人たちのことを知っているのでしょうか。

このような人たちの存在を知らしめることは、人権問題として社会問題化されなければならない事でしょうか。

今の社会は人権問題という言葉のもとに、このような人たちの存在そのものを否定し、世に知らしめてはならないと闇に葬ってしまっています。重度の知的障害を持っている彼ら本人達は、人を嫌っているわけではありません。実際に社会福祉がどうのこうのとマスコミ等で社会問題化されている割には、当園に於いても彼らを訪問してくれる人たちは殆ど居ない訳です。

平成24年度の予算の中には、障害程度区分判定に関する評価方法の見直しとして、国の予算が一億円つけられているという事ですので、どの様になるのかを見守って行きたいと思います。

当園の勤務職員の状況についてですが、平成243月末に女子支援員2名が退職しました。

この穴埋めを行うため職員採用を行いましたが、予定していた新卒の学生さんと他施設勤務の経験者の2名を期待していましたが先方より断られるという結果でした。代わりに新卒の男子1名を採用するという事になりました。

平成24年度に入ってからも継続した形で職員採用を継続しなければならない状態です。

 

 

〔当初計画〕

 

2、平成23年度事業

(1) 生活介護 

障害者支援施設等において、入浴、 排せつ及び食事等の介護、創作的活動又は生産活動の機会の提供その他必要な援助を要する障害者であって、常時介護を要するものにつき、主として日中において、入浴、排せつ及び食事等の介護、洗濯及び掃除等の家事並びに生活等に関する相談及び助言その他の必要な日常生活上の支援、創作的活動又は生産活動の機会の提供その他の身体機能又は生活能力の向上並びに維持のために行われる必要な援助

 

対象=地域や入所施設において、安定した生活を営むため、常時介護等の支援が必要な者として次に掲げる者

@ 障害程度区分が区分3   (障害者支援施設等に入所する場合は区分4)以上である者

A     年齢が50歳以上の場合は、障害程度区分が区分2(障害者支援施設等に入所する場合は区分3) 以上である者

 

(2) 施設入所支援             

指定障害者支援施設は、都道府県知事の指定を受けて、その施設に入所する障害者につき、主として夜間において、入浴、排せつ及び食事等の介護、生活等に関する相談及び助言その他の必要な日常生活上の支援 (施設入所支援)を行う。

 

施設入所支援の対象   = 次に該当する障害者

@ 生活介護を受けている者であって障害程度区分が区分4(50歳以上の者にあっては区分3)以上である者:

A     入所させながら訓練等を実施することが必要かつ効果的であると認められるもの又は地域における障害福祉サービスの提供体制の状況その他やむを得ない事情により、通所によって訓練等を受けることが困難なもの。

 

結 果

(1) 生活介護については、平成23年度は作業・訓練班の8班に加え、開始2年目に当たるリハビリ訓練を実施する。リハビリは専門の先生2名が当園に来て下さり、今までに体験していなかった様な体の動かし方を体験させて貰うなど、身体機能の可動域を広げる運動をおこなう。その他、現状の生活能力を維持できるように、または今よりも少しでも向上が見られるような取り組みを実施した結果、活動分野の広がりを体験し、日常生活を行う上に良い影響が出てきている。

 

(3)その他

@入所者の健康管理についてと A食事提供についての報告

 

結 果

@入所者の健康管理について ⇒ 別添資料No1

A食事提供について     ⇒ 別添資料No2 

 

 

〔当初計画〕    

3、平成23年度事業計画(内容)

 

1)行事に関して

  平成22年度は社会福祉法人 福智の里 鷹取学園 創立30周年記念を挙行しましたが、平成23年度は通年の行事内容で実施予定。

   

その他大きな行事のみを抜粋

   1〉第31回運動会 〈2〉第31回親子1泊旅行 〈3〉第31回餅搗き大会 〈4〉第31回クリスマス会  〈5〉その他

 

結 果

  1、第31回運動会 

    521(土曜日)に鷹取学園グランドにて開催いたしました。

    2、第31 親子1泊旅行を実施(11/1711/18 往路は新幹線に乗って熊本まで、阿蘇プラザホテルに宿泊・翌日はバスで阿蘇ファームランドに行く。)

  3122日(金)に第31回餅搗き大会を実施

41216日(金)に 第30回クリスマス会を大変楽しく開催する事ができました。

  

 2)建物等に関して

〔当初計画〕

1〉夜勤者控室の改装工事

    平成20年度まで宿直室(プロ野球ホーム・ディズニーホーム・フラワーホームの3ヶ所)として使用していましたが、平成214月より障害者自立支援法の新法に基づいた勤務体制になり夜勤勤務になりました。現在、名前を変更して夜勤者控室として使用しています。

        宿直体制が夜勤となり、1晩の職員の数が3名から4名になりました。4名の夜勤者のうち1名が本館職員室で待機しています。現状ではゆっくりとした休息時間を持つ事ができません。

現在のプロ野球とディズニーホームの2ヶ所の夜勤者控室を改造して2人の職員がおれる場所、又は入所者が発熱したり、夜間に目を離せないような病気をした場合の控え室にも活用できる部屋として考えています。

現状の4畳半の部屋を改装し、カウンターまでの広さに拡張した9畳の部屋にするといった内容で計画しています。

 

結 果 当初の計画通りにプロ野球とディズニーホームの2ヶ所の夜勤者控室を改造し、入所者が病気怪我など目が離せない場合に、身近でみれる部屋に改築いたしました。

 

〔当初計画〕

   2〉建物内の壁塗装工事

管理棟、入所者の居住棟の壁の塗装がかなり汚れています。また、特に男女浴室の壁

がカビで黒ずみ見た目が良くありませんし、清潔感がありません。壁の塗装工事を必

要とします。

 

結 果

    平成23年度は実施できず、平成24年度に持ち越しになりました。

 

〔当初計画〕

3〉入所者の生活する各居室の照明器具の取り換え

   学園が始まって30年経ちますが、途中で各居室の照明器具の取り換えを1度実施した

事がありますが、かなり古くなっています。

特にフラワーホームの照明器具に関しましては、夜間はフラワーホーム全体が暗く

感じられますので、照明器具の交換の必要性を感じます。

 

結 果

    照明器具の取り換え工事に対しては、電気使用量のことも考えなくてはならず、LED照明器具の見積書を取りましたが、電気使用量の診断をして頂いたときに「現時点で部分的に取り換えなければならないという部分を取り換えるという場合はあるかもしれませんが、今まで通りでも困らないのであればもうしばらく状態をみておいた方が宜しいのでは」との助言があり平成23年度の実施は見送りました。

 

〔当初計画〕

4〉廊下等のPタイル修理について(各棟)

   本来Pタイルはワックス掛けを行いますが、入所者が掃除をする場合に、水拭きしか

できません。ワックス掛けが難しいために、今後も水拭きという方法を継続していく

しか仕方ありません。水拭きをすると、どうしてもPタイルが浮き上がり破損してし

まいます。平成23年度も破損したPタイルは交換の必要があります。

結 果

    当初の計画案作成時に考えていたPタイルの状態がそれ程悪くならなかったために工事は実施しなかった。

 

〔当初計画〕

5〉避難誘導灯(LED)の改修工事について

   学園の避難誘導灯が昭和56年からの古いものが付いたままで、かなりの電気を喰っています。現在は低電流、低価格の器具が出回っています。取り換えには費用がかかりますが、長い目で見るとかなりの節電になるようです。

結 果

    この件については前年度に見積もりを取っておりましたところ、丁度、助成金申請の件で避難誘導灯(LED)工事を対象として申請して良いという事になったために、助成金の申請をしてみました。結果は平成24年に入ってから返事があり、「今回は、該当施設に当たりませんでした」との返事であったために、平成23年度事業として実施しない方向で進めました。

 

〔当初計画〕

6〉サッシドアの改修工事

@学園の玄関のドア、A食堂入り口の引き戸、Bプロ野球ホームとディズニーホームの区切りドア、Cディズニーホームからフラワーホームへ行く途中の引き戸の交換、Dフラワーホーム入り口を入ってからの仕切りドアについて古くなり、壊れかけているために改修工事を行う。

結 果

    各場所のサッシドアの改修工事を実施しました。スムーズに使用できるようになりました。

 

〔当初計画〕

7〉浴室棟屋根の雨漏り工事及びフラワーホームの居室の雨漏り工事について

    浴室棟の天井の塗装が浮いたり、一部鉄筋がむきだしたりしています。原因を調べて貰いましたところ、屋上の防水シートがめくりあがっているとの事です。また、フラワーホーム1号室、2号室の天井に雨漏りがしており、修理の必要があります。

結 果

    雨漏り専門の工事業者に、平成23年度が始まってすぐに改修工事を実施して貰いました。結果は、雨漏りは止まりました。

 

〔当初計画〕

  〈8〉プロ野球ホームの居室壁の修理

    玄海西方沖地震の時に学園建物も影響を受け、学園建物の内壁に数ヶ所クラックが入っています。この部分のヒビが影響している部分の壁補修の必要があります。

 

結 果

    学園全体の壁の塗装が黒ずんでしまい、平成24年度には塗り替えをしようという計画を立てましたが、その時に見て頂いた業者の方から「壁の工事については、塗装工事に入る場合に一緒にした方が良い」との話を聞いて、平成23年度はこのままの状態で、平成24年度に入り、早急に工事を進めることになりました。

〔当初計画〕

  〈9〉プロ野球ホームトイレ出入り口の扉の修理

     プロ野球ホームトイレ出入り口の扉が腐食しており、見た目が可なり悪くなっています。この部分の修理をする必要があります。

結 果

     鉄板が尿のために腐食して穴が開いた状態であったために、サッシドアの改修工事を行うときに一緒に工事を済ませました。綺麗になり雰囲気も良くなりました。

 

計画外で発生した工事

   @大型洗濯機YAMAMOTOが動かなくなり、インバータの取り換え工事に入る。

Aフラワーホームの暖房用膨張タンクが古くなり、機能しなくなったので改修工事を行

う。

B厨房調理員控え室の畳を乾燥し、表替えを行う。

C午後からフラワーホームの西側倉庫(スーパーハウス)の屋根の雨漏り工事に入る。

   Dフラワーホームのエアコンの送風機のベルト2本を交換する。フラワーホームのエア

    コンのコンプレッサー1台の取替え工事を行う。

E洗濯干し場の排水工事を行う。

Fフラワーホームの暖房用膨張タンクが古くなり、機能しなくなったので改修工事を行

う。

   G管理棟屋根の折板取り替え工事(工事期間4日間)〜屋根の折板に穴が開いたため。

   H生活実習棟の畳の裏表替えを行う。

   I学園の庭の剪定に業者が入る。フラワーホーム裏のフェンスに高麗槙を植樹。

   J園長室の窓にブラインドを取り付ける。

   K作業棟の屋外電源ボックスの取り換え工事実施〜カバーボックスが腐食したため

   L食堂内の手洗いを温水に切り替える工事を行う〜食堂内で温水がでるようになった。

   Mディズニーホームトイレ壁のタイル張り替え工事と手摺2ヶ所取り付け工事が完了。

   Nグランドトイレの手洗い器の水道管が寒波により破損したため修理を行う。断熱材

(保温材)をまいて貰う。

   O男子風呂場内のトイレ便器の改修工事を行う〜便器が割れたため。

   P軽作業棟T、Uの各部屋にスピーカー(5)を取り付ける

   Q大型焼却炉の修理を実施

 

3) 購入物品、修理品、その他に関して

〔当初計画〕

1〉公用車10人乗りの購入(買い替え)

     平成22年初めまで使用してきました10人乗りトヨタハイエースが17年目となりオイル漏れが止まらなく廃車しなければならなくなり廃車しました。

学園としましては、普通免許証で多くの職員が使用できる車といえば10人乗りということになりますので平成22年度に購入の方向で、赤い羽根募金に申請しました。平成232月に福岡県社会福祉協議会 共同募金会配分委員会事務局より3名の方が、車の台数確認等の実情調査に来られ、認められれば平成23年度に助成金を頂き購入する事になります。

結 果

 平成22年度事業として福岡県共同募金会より助成を受け、トヨペット10人乗りハイ

 エースを購入した。

東日本大震災で10人乗りの公用車の購入が遅くなりました。当初、平成2310月頃と

いう事であったが 9/15に納車される。

 

 

〔当初計画〕

2〉公用車15人乗りの買い替えについて

公用車15人乗りも購入後、20年目になっています。走行距離は少ないのですが、この車に代わる公用車の買い替えが必要になります。平成22年度に日本財団の方に助成金の申請を行いましたが、現在の対象は通所等の送迎に使用する車が助成対象となっているとのことで断られました。危険性が発生しない限り15人乗りを利用して行きたいと思います。ただ、大型車輛の免許を持った職員が3名はいるものの、夜勤や振替休日があり、使用するのに制限が生じているのが現状です。また、20年経っていますので修理しようにも交換部品がないという様な状況に至れば、次回は普通免許証で多くの職員が使用できる車10人乗りを購入するというように車の大きさの変更を考えています。学園で購入するにしても、日本財団の他に補助金を助成して貰える団体があれば是非申請したいと思っています。

 

結 果

  15人乗りハイエースは大型免許証を持っている人しか運転できないために使用頻度

が低く使い勝手が悪いという意見が多かったために、この分を廃車することになった。

新たに15人乗りは購入せずに、今までより1台少ない公用車の数でしばらく様子を見

ることになる。

 

〔当初計画〕

3〉玄関防犯カメラのレコーダー(ハードディスク)の購入

 現在は夕方から明け方にかけて玄関の防犯カメラを録画していますが、防犯という事で考えれば日中の出入りに関しても、記録しておくことが大切であると言えます。現在は長時間用のカセットテープで記録していますが、古くなるとテープが伸びて画像がおかしくなってしまいます。ハードディスクタイプのレコーダーが約10万円位で入手できますのでこの形に切り替えて学園の安全対策を図るつもりです。 

結 果

    正門用の防犯カメラのデータをハードディスクで記録するタイプのレコーダーを購入しました。このレコーダーは4台のカメラを1画面で処理できるタイプのレコーダーです。

    入所者の中で保護者より本人の状態を監視して貰いたいとの注文が出て、もう一台のカメラを設置しましたが、購入したレコーダーで、現在2画面使用で活躍しています。

 

〔当初計画〕

4〉食堂天井の扇風機1台の取替え

   食堂の天井についてある扇風機1台が破損しており、取替え工事が必要。

結 果

     食堂には大型エアコンが2台設置されていますが、エアコンでは少し利きすぎる場合

に扇風機で対応する時期があります。扇風機の使用期間は意外に長く、壊れた1台を交換したことで、食堂の環境が快く感じられるようです。

 

〔当初計画〕

5〉厨房機器(コールドテーブル)の購入

   厨房内を改築し平成214月から、新しい職員体制で調理提供をして来ましたが、現在使用している機器に加えコールドテーブル1台があれば新鮮なままで材料保存ができるので、是非購入して貰いたいとの要望があります。

 

結 果

   厨房にテーブル冷蔵庫1台を購入。

 

〔当初計画〕

6〉保温食器の購入

  入所者への食事提供時に温かいものは温かいままで、冷たいものは冷たいままで美味

しく提供したいという希望、要望が出ています。これに対応すべく色々な対応策を検討して来ましたが、現在の調理場及び食堂の状態からみて、即対応できる方法としては、保温食器で対応すれば温かい物を温かいままで提供できることが分かり、平成23年度に購入を考えています。

 

結 果

    平成22年に御飯用の保温食器を導入し、平成23年度には汁物の保温食器を導入する予定でしたが、汁物の保温食器に関しては形態的に少し重く、保管する場所の問題も出たために、もう少し機能的に形態的に改良されるのではないかとの話を聞いて、もう暫く様子を見ようという事になった。

 

計画外で発生した購入物品

@園内全体のインターホン取替え工事〜古くなって使えなくなった物が増えたため。

A職員室の換気扇1台〜壊れたため。

B職員トイレの換気扇1台を交換〜壊れたため

Cリハビリ用のエバーマット1枚を購入〜歩行訓練用

D生活実習棟に冷蔵庫1台購入〜寄贈された中古の冷蔵庫が壊れたため。

E新会計基準のパソコンソフトを購入〜平成244月からスタートのため。

Fフラワーホームに監視カメラ1台設置。

G事務用のFAX.(機械)1台買い替える

H布団干し台7(ディズニーホーム3台、フラワーホーム4)を作り変える〜古くなり壊れたため。

   I3ホームの温度計・湿度計(合体分)を購入〜風邪の予防対策として

 

 

4) 維持管理、その他

 

〔当初計画〕

1〉ボイラー缶内の清掃

本館機械室、フラワーホームの暖房ボイラーを平成13年度の終わりに新規入れ替えました。平成14151617年度は必要なかったのですが、18年度の2月にフラワーホームのボイラーのみ、掃除を行いました。平成23年度は本館機械室のボイラーの掃除を実施しなければならないと計画しています。併せて煙突掃除を行う予定です。

 

結 果

ボイラーの清掃に関しては、平成23年度は行わなかった。

 

計画外で発生した維持管理、その他のもの

 @厨房のダクト吹き出し口機械の掃除、空気清浄機、エアコンの清掃実施。

 A本館・各棟各室のエアコンの清掃を実施

   

 

5) 園内の環境整備

〔当初計画〕

1〉各ホームの入り口を飾る。

      園生居住棟のプロ野球ホーム(男子棟)、ディズニーホーム(女子棟)、フラワーホーム(重度棟)に、各ホームの特色を持たせるために、ホーム毎に装飾を施す計画です。

結 果

各ホームの入り口をホームごとに工夫して装飾を行いました。

  

 

6) 学園周辺の環境整備に関する事

〔当初計画〕

1〉学園周囲の環境については、1年中、いつでも花が途切れる事なく咲いているといった

環境整備を考えています。農園芸班が育苗したものを、各ホームで植えつけ、管理を行

っていくといった方法で進める予定です。また、樹木に関しては、外部のプロに依頼し

て園庭整備を進めていく予定です。

 

結 果

      園外の駐車場横の花壇、玄関を入って左手に見える花壇は農園芸班が担当。中庭は各ホ

ームで管理した。また、学園周囲の樹木に関しては業者に依頼し、4月に消毒、10月に

剪定をして貰い、園庭整備を行いました。 

 

 

7) その他継続懸案事項   

〔当初計画〕

〈1〉居室改装(バリアフリー構造)の件

高齢化に対しての、居住空間の改善ということでは、部屋が狭すぎるといった事が考えられます。現在は和室であるため、床と上がりがまちの間に段差があり、高齢化を考えれば床はフラットで、汚れた場合に手早く掃除できる等、衛生的且つ安全に活用できる、介護しやすい居室の改装が今後必要になると考えられます。

 

結 果

      居室改装(バリアフリー構造)に関する点で、老人ホームの施設見学をさせて頂きました。高齢化して行く場合の注意点として、リハビリテーション学院の先生にも色々と助言を頂きながら、バリアフリーの大切さと、障害物でも利用したリハビリで機能維持、機能向上できるバリアアリー(造語表現ですが)の必要性も考えながらの居住空間づくりが大切であると思っています。これから先、もし建物を建て替える場合の現在の建物法基準は、入所者一人の居室空間は9.9uになっています(鷹取学園ができた当時の法基準は一人あたりの居室空間の基準は3.3uでした)。

〔当初計画〕

2〉風呂場の改修工事について

    入所者も年をとり、風呂場の浴槽が深く、入る時の浴槽の壁が高くなっており使用しにくい状態です。支援員の介助する場所も手狭になり風呂場の構造から考えなおして行く必要があります。現在の場所では広さが足りず、他の場所に改築した方が良いと判断されます。(例えば現在のレストルームの場所等が考えられると思います。また、風呂場の位置により、現在利用している風呂場の跡をどのように改築利用して行くかなどの問題が生じてきます。)

 

結 果

    高齢者施設等の風呂場の見学はさせて頂いたものの、平成24年度は新しく作られている障害者支援施設の見学を行う中で、当園の入所者に必要な風呂場の構造を計画して行く必要があると感じています。

 

〔当初計画〕

3〉個室増築計画

    インフルエンザの流行時にどうしても隔離しなければならない対象者が出たが、医務室だけでは足りず、隔離のために自宅に帰すという方法を取らざるを得なかった。

風邪の件でもそのような状態であり、現在でも精神科にかかっていて、他人に迷惑をかけるために1 室を使用させなければ生活できない人がいます。更にこれからの高齢化を考えると個室の必要性が高くなると思われる。最低10室は増築の必要があると考えられる。

 

結 果

    現在、新たに建てられている障害者支援施設のほとんどは個室化を中心に部屋が設計されています。当園の場合も耐震化構造に該当しないという点では、昭和56年スタート時の管理棟と男女居室棟については、昭和55年度に設計された建物になっていますので、国・県からの助成金などを確認しながら今後の部屋作りを準備して行かなければなりません。

 

〔当初計画〕

4〉プロ野球ホーム、ディズニーホーム廊下の冷暖房設備について

温水、冷水を使っての空調設備の時代にはプロ野球ホーム、ディズニーホーム廊下の冷暖房設備が完備されていましたが、空調設備を各部屋ごとのエアコンに切り替えた時に、廊下の冷暖房設備は廃止したままになっています。フラワーホームは全館冷暖房式になっており、廊下の冷暖房は機能しています。入所者が高齢化している事もあり、プロ野球ホームとディズニーホーム廊下の冷暖房設備が必要です。その際にはキューピクルの内容変更を検討しなければなりません。

 

結 果

    支援員の声としては、入所者が高齢化しているので、生活環境としては廊下の冷暖房設備が設けられればそれに越したことはないとの意見が多い。この件も建物の老朽化に伴う今後の考え方と、行政からの耐震化構造物に対する助成金制度との兼ね合いなどに目を向けながらの対応が今後必要になると思われる。

 

〔当初計画〕

5H23頃には本館、居住棟屋根の防水塗装工事が必要

   屋根の防水工事を10年くらい前に行いましたが、その後の状態を見ていますと、塗装がかなり落ちています。業者にみて貰いましたところ、平成23年頃にはやりかえを計画していた方が良いとの事です。工事は雨漏りが始まる前に実施する必要があります。  

 

結 果

    この件も冷暖房設備の設置の件と同様に、鷹取学園における建物の老朽化に伴う将来的な見地からの対策と、行政からの耐震化構造物に対する助成金制度との兼ね合いなどに目を向けながらの対応が今後必要になると思われる。

 

〔当初計画〕

6〉医務室横の保護室(静養室兼保護室1室)への監視カメラ設置について

精神的な不安定で他園生に迷惑を掛ける状態になった人を落ち着かせるための部屋を準備しておりますが、現在は部屋の中にいる本人の状態を把握するために、その都度部屋を開けて確認しなければなりません。確認のために部屋を開けることで、マイナスになることがあります。この部屋を使用する対象者に対し、適切な判断と適切な対応を行うために、職員のみが確認できるタイプの監視カメラを設置する必要があります。 

 

結 果

    監視カメラ設置については、平成2410月から開始される障害者権利条約への批准と

いうことで、今後、全国での人権に対する意識がどのように変化してくるかの見定めも判断基準の一つに入ると思われます。ただ、入所対象者にとって本人を良い方向に向かわせるために、必要である場合は必要なものを設置しなければならないという事が見逃されるならば、本当の意味での障害者権利は失われてしまうし、障害者に対する支援の力は一気に軽減して行くものと思われます。当園での現時点での医務室横の保護室(静養室兼保護室1室)への監視カメラ設置は急を要していないために、暫くは現状のままで対応することにした。

 

〔当初計画〕

7〉生ゴミ処理機の購入検討

厨房から毎日生ゴミが出ますが、この分を処理するために現在までは、水切りをし

てビニール袋につめて、ゴミ回収日に出しています。 生ゴミを荒らす烏や犬類の

動物の食い荒らし等に気を配りながら、回収当日にゴミ出しをしています。しかし、

環境問題を含め、学園内で処理できる方法として生ゴミ処理機を購入し、処理した

ものは園芸班等で活用したいという考え方もあります。

 

結 果

    平成23年度現状では、あまり必要性がないと判断している。

 

〔当初計画〕

8〉歯科診療室をどのように考えるか。

  現在、歯科治療を学園内で実施していますが、機械が古くなってきています。措置制度の時には学園側が全て考えて行くという事になっていましたが、現在の障害者自立支援制度の下では、病気に対しては入所者の自己負担という考えが基本にあります。ただ、昨年22年度からの社会福祉の動向は新聞やマスコミ関係でも言われているように、障害者の自己負担分の軽減という部分の話だけが一気に高まりました。

今後起きてくると思われます歯科治療機械の買い替え等の問題についても、学園独自で新たな歯科治療の機械を買い替えることが妥当であるのかといった問題が生じてくると思われます。今後とも充分に検討して、具体的に考えを進めて行かなければならないと思われます。

 

結 果

    年度末まで歯科治療機が壊れることはなかったので、平成23年度は一週間1回(火曜日)を歯科治療の日と定めて、学園内で歯科治療を進めて貰う事が出来た。

 

〔当初計画〕

8) 平成23年度職員研修計画

       平成21年度の新体系移行のために、支援員を平成21年度は8名採用しました。平成22

度に向け、男子支援員を1名採用しました。しかし、22年に入り、女子支援員1名が退職したために、その支援員に代わる女子1名の支援員を採用したのですが、長くは続かず退職したために、後の支援員を新聞等で中途採用の広告を入れ、採用するように努力して平成231月から知的障害者施設に勤務したことのある経験者を臨時支援員として採用したものの、3日間で辞めたために、平成23年度の新卒者採用に力を入れることで進めて来ました。また、平成22年の12月に女子職員1名が産休に入りました。管理栄養士も平成22年度後半に退職すると言うことになり、平成23年度に向けて職員採用に力を入れてきましたところ、支援員は男子1名、女子2名を採用することになりました。栄養士も平成23年度は新卒者を採用することにして、関係大学、短期大学等に応募しましたところ、13名の受験者があり、そのうちより1名を採用することに致しました。

重度、最重度知的障害をもった入所者に対し、充実した支援を提供するために出来るだけ多くの職員に対し、研修の機会を多くして、できるだけ早く知的障害者福祉を理解できるようになってもらい、職員としての質的な向上を図りたいと考えています。

  平成23年度事業計画の「はじめに」の部分でも触れましたが、平成21年度に政変が起

き、民主党が与党になり障害者自立支援法を廃止して、新たに総合福祉法を成立させる

という事になっていますが、現在の政局から見て、どのように変化して行くかは判らな

い状況と言えます。

どのように時代の流れが変わろうと、特に重度、最重度の知的障害を持った人達に対

する日常的支援の内容は、それほど変わることはありません。なすべき事は必ずしな

ければなりません。

どのような場面においてもすぐに対応できるように、専門性を高める意味からも、各

関係機関の開催する研修会や教育行事等に積極的に参加させ、職員一人ひとりの質の

向上をはかり、学園としての社会的立場から、知的障害者福祉分野から、日本の社会

福祉全体に対して、福祉向上のための一石を投じる事が出来るような存在施設である

ように努めて行きたいと思います。

 

    研修内容

    1〕福岡県社会福祉協議会主催による各種研修会

    2〕全国社会福祉協議会主催による各種研修会

    3〕全国知的障害者福祉協会主催による、各種研修会等。

4〕福岡県知的障害者福祉協会主催による、各種研修会等。

〕福祉関係機関より案内を受けた各種研修会のうちで、内容を検討し、当園に必要と思われる内容を取捨選択し参加。

    6〕異種開催の各種研修会並びに通信教育及び資格認定講習会等

  7〕関係行政機関主催による研修会

8〕海外研修

国及び各福祉諸団体が主催する海外研修、その他知的障害者福祉の向上につながる内容の研修会

  9〕その他

    例)知的障害者福祉の向上につながる研修。

知的障害者の加齢化、高齢化に対して対応できる研修等。

 

 

結 果

   平成23年度に入り、鷹取学園の職員の資質向上のために幅広く、将来的な支援対応を含めた考えのもとに、職員の研修や資格取得のための研修会、講習会などに参加させてきました。新人職員から専門職員に至るまでの職員層に、今までにして来なかった内容の研修会に参加して貰いました。社会福祉主事や社会福祉士の受験資格のための通信教育等により、単年ではなく次年度に繰り越すような研修関係にまで手を広げた形で進めています。平成24年度も引き続くことになっています。

   平成23年度の参加結果については、その都度研修会や講習会の報告書を提出させています。参加した職員からは難しかったとか、参加できてよかったとか、当園にも活用できますとか、中には期待したよりも中身が乏しかったといった報告がありましたが、いずれにしても、それなりにフィードバックされ、今までよりも良い方向に向かうという期待が持てそうです。

 

   

9) 職員の健康管理

 〔当初計画〕

職員の健康管理については、年1回実施予定。ただし、夜勤勤務をする職員のみ、年2回の法定健康診断が必要となっています。年齢が35歳以上に当たる職員については、成人病検診の内容までを対象として進めます。

    検診の結果、少しでも異常の出た職員に対しては、日常から健康管理に留意させながら対応するようにしています。

また場合によっては保健婦からの指導を受けさせたり、個人の症状に対しては早めに治療に行くように勧めたり、健康管理に努める事が出来るように配慮して行きたい。

   

結 果

平成23年度も、職員への法定健康診断を行いました(夜勤に入る職員の検診は年2回)。

再検査(精密検査)という事で数名の対象職員が出ましたので、再検査するように伝え二次検査に行かせました。

学園としては、二次検査に対しては勤務内での通院時間の補償は行うものの、その費用は本人負担になっている事を説明し、二次検査の結果は学園に対して報告するようになっていることを伝え対応しました。