平 成 23 年 度

 

指定障害者支援施設     園 

( 知的障害者生活介護 知的障害者施設入所支援 )

事 業 計 画 書(案) 

         

            

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  社会福祉法人 福智の里

                    指定障害者支援施設 鷹取学園

                    

 (事業内容: 生活介護・施設入所支援)

 

                822 福岡県直方市大字下境字鬼ケ坂336ー11

                    TEL   0949ー24ー6622

                   FAX   0949ー24ー8333

 

 

 

                                

          平成23年度 鷹取学園における事業内容

             

                                     社会福祉法人  福智の里

                                       指定障害者支援施設 鷹取学園

 

【事業内容】

(目的)

この社会福祉法人は、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことができるよう支援することを目的として、次の社会福祉事業を行う。   

 

社会福祉法人 福智の里  経営内容

 

指定障害者支援施設  鷹取学園  

  (1) 生活介護    76  (利用者―知的障害者)

  (2) 施設入所支援  76  (利用者―知的障害者)

  

1、はじめに

 

平成184月より障害者自立支援法がスタートし、鷹取学園は平成214月より新体系に移行しました。平成23年度3年目の体制継続となります。平成20年度に障害区分調査を開始しましたが、各市町村の調査(障害程度区分調査)に思いもよらぬ時間がかかり、当初は平成2010月スタートの予定でしたが、平成212月まで結果が出なかったために、平成214月からのスタートに何とか間に合ったという事でした。

障害程度区分の総合判定結果をみなければ、施設区分が決まらず、職員数を決定できない仕組みになっており、時代が時代だけに社会福祉関係の大学や専門学校卒業者でも、福祉施設に勤務することを望まないという傾向が明確に分かり、職員採用には四苦八苦する結果が平成22年度にも引き続き続いている現状です。

平成2141日から、当園は@日中活動は「生活介護」、A土日及び夜間支援は「施設入所」の形態で進めて来ました。そして2年が経過し、定員76名に対し、平成227月に1名の入所者が加わり、実員は73名という内容になっています。

平成231月に入り、入所者の一人が昔、頸椎手術をしたところが、高齢化のためか病気が進行し、手が急に動かせなくなり、全面介護の状態になり、加えて排尿障害を起こし、急遽の入院となりました。

昨年の平成22年度事業計画にもこの件について、「これから先も入院は多くなると思われます。」と触れてはいましたが、予期した様な事態が現実のものとなっているようです。

平成23年度は今まで以上に、できるだけ入院に至らない様に、日頃から少しでも老化防止に力を注いで行くように学園全体で取り組んで行きたいと思っています。

また、平成21年度から民主党政権に変わり、障害者自立支援法が廃止となり、障害者自立支援法から、平成25年の8月から施行予定の新たな総合福祉法に至るまでの間はつなぎ法案で進めると言うことになっています。総合福祉法が出来上がるまでには、色々と内容の検討がなされることと思われます。また、平成23年度には障害者基本法の改正障害者権利条約【注1 Wikipedia資料より⇒障害者権利条約(Convention on the Rights of Persons with Disabilities)はあらゆる障害(身体障害、即ち肢体不自由、内部障害、視覚障害、聴覚障害)、精神障害及び知的障害)のある人の尊厳と権利を保障するための人権条約。日本では障害者の権利に関する条約と政府によって仮訳されている。この条約は21世紀では初の国際人権法に基く人権条約であり、20061213日に第61回国連総会において採択された。日本政府の署名は、2007928日であった。200843日までに中華人民共和国、サウジアラビアも含む20ヵ国が批准し、200853日に発効した。2011217日現在日本国は批准していない。2011217日現在の批准国は98カ国である。なお欧州連合は20101223日に組織として集団的に批准した。】を批准するように進められています。

また、障害者自立支援法が廃案となったとはいえ、厚生労働省は平成233月現在までに、まだ新体系に移行していない施設については、新しい総合福祉法に移行するまでに、完全に新体系に移行させてしまうという形で進めるとされています。しかし、まだ移行を済ませていない施設の数が多いために平成243月の移行期限までに全てが完了しないのではないかとの見方もあり、現在のつなぎ法案を延長せざるを得ないのではとの見方もあります。

国政においても現体制の民主党与党政権がこのまま継続して行くのであろうかといった不安定要素もあり、実際にどの様に変化して行くかについて分かりづらい実状になっています。

ただ、どの様な流れになろうと、知的障害者福祉の在り方については、こうあるべきだと言った進むべき方向性とそれを実現して行くための計画案を、知的障害者福祉関係者自体が、何時どの様な社会情勢になったとしても、きちんと出していく体制になっていなければ成らないという事は当然と言えます。 現在の鷹取学園の取るべき姿は、今までに歩んで来た道を更に前進させて行くという事であり、平成23年度の事業内容を下記の様に計画し、進めて行く計画です。

 

 

 

2、平成23年度事業

 

(1) 生活介護 

障害者支援施設等において、入浴、 排せつ及び食事等の介護、創作的活動又は生産活動の機会の提供その他必要な援助を要する障害者であって、常時介護を要するものにつき、主として日中において、入浴、排せつ及び食事等の介護、洗濯及び掃除等の家事並びに生活等に関する相談及び助言その他の必要な日常生活上の支援、創作的活動又は生産活動の機会の提供その他の身体機能又は生活能力の向上並びに維持のために行われる必要な援助

 

対象=地域や入所施設において、安定した生活を営むため、常時介護等の支援が必要な者として次に掲げる者

@ 障害程度区分が区分3   (障害者支援施設等に入所する場合は区分4)以上である者

A     年齢が50歳以上の場合は、障害程度区分が区分2(障害者支援施設等に入所する場合は区分3) 以上である者

 

(2) 施設入所支援             

指定障害者支援施設は、都道府県知事の指定を受けて、その施設に入所する障害者につき、主として夜間において、入浴、排せつ及び食事等の介護、生活等に関する相談及び助言その他の必要な日常生活上の支援 (施設入所支援)を行う。

 

施設入所支援の対象   = 次に該当する障害者

@ 生活介護を受けている者であって障害程度区分が区分4(50歳以上の者にあっては区分3)以上である者:

A     入所させながら訓練等を実施することが必要かつ効果的であると認められるもの又は地域における障害福祉サービスの提供体制の状況その他やむを得ない事情により、通所によって訓練等を受けることが困難なもの。

 

 

3、平成23年度事業計画()

 

1)行事に関して

  平成22年度は社会福祉法人 福智の里 鷹取学園 創立30周年記念を挙行しましたが、平成23年度は通年の行事内容で実施予定。

   

その他大きな行事のみを抜粋

   1〉第31回運動会 〈2〉第31回親子1泊旅行 〈3〉第31回餅搗き大会 〈4〉第31回クリスマス会  〈5〉その他

 

 2)建物等に関して

  1〉夜勤者控室の改装工事

    平成20年度まで宿直室(プロ野球ホーム・ディズニーホーム・フラワーホームの3ヶ所)として使用していましたが、平成214月より障害者自立支援法の新法に基づいた勤務体制になり夜勤勤務になりました。現在、名前を変更して夜勤者控室として使用しています。

        宿直態勢が夜勤となり、1晩の職員の数が3名から4名になりました。4名の夜勤者のうち1名が本館職員室で待機しています。現状ではゆっくりとした休息時間を持つ事ができません。

現在のプロ野球とディズニーホームの2ヶ所の夜勤者控室を改造して2人の職員がおれる場所、又は入所者が発熱したり、夜間に目を離せないような病気をした場合の控え室にも活用できる部屋として考えています。

現状の4畳半の部屋を改装し、カウンターまでの広さに拡張した9畳の部屋にするといった内容で計画しています。

    

   2〉建物内の壁塗装工事

管理棟、入所者の居住棟の壁の塗装がかなり汚れています。また、特に男女浴室の壁

がカビで黒ずみ見た目が良くありませんし、清潔感がありません。壁の塗装工事を必

要とします。

 

3〉入所者の生活する各居室の照明器具の取り換え

   学園が始まって30年経ちますが、途中で各居室の照明器具の取り換えを1度実施した事がありますが、かなり古くなっています。

特にフラワーホームの照明器具に関しましては、夜間はフラワーホーム全体が暗く

感じられますので、照明器具の交換の必要性を感じます。

 

4〉廊下等のPタイル修理について(各棟)

   本来Pタイルはワックス掛けを行いますが、入所者が掃除をする場合に、水拭きしか

できません。ワックス掛けが難しいために、今後も水拭きという方法を継続していく

しか仕方ありません。水拭きをすると、どうしてもPタイルが浮き上がり破損してし

まいます。平成23年度も破損したPタイルは交換の必要があります。

 

5〉避難誘導灯(LED)の改修工事について

   学園の避難誘導灯が昭和56年からの古いものが付いたままで、かなりの電気を喰っています。現在は低電流、低価格の器具が出回っています。取り換えには費用がかかりますが、長い目で見るとかなりの節電になるようです。

 

6〉サッシのドアの改修工事

@学園の玄関のドア、A食堂入り口の引き戸、Bプロ野球ホームとディズニーホームの区切りドア、Cディズニーホームからフラワーホームへ行く途中の引き戸の交換、Dフラワーホーム入り口を入ってからの仕切りドアについて古くなり、壊れかけているために改修工事を行う。

 

7〉浴室棟屋根の雨漏り工事及びフラワーホームの居室の雨漏り工事について

    浴室棟の天井の塗装が浮いたり、一部鉄筋が向きだしたりしています。原因を調べて貰いましたところ、屋上の防水シートがめくりあがっているとの事です。また、フラワーホーム1号室、2号室の天井に雨漏りがしており、修理の必要があります。

 

  〈8〉プロ野球ホームの居室壁の修理

    玄海西方沖地震の時に学園達物も影響を受け、学園建物の内壁に数ヶ所クラックが入っています。この部分のヒビが影響している部分の壁補修の必要があります。

 

  〈9〉プロ野球ホームトイレ出入り口の扉の修理

    プロ野球ホームトイレ出入り口の扉が腐食しており、見た目が可なり悪くなっています。この部分の修理をする必要があります。

 

3) 購入物品、修理品、その他に関して

1〉公用車10人乗りの購入(買い替え)

     平成22年初めまで使用してきました10人乗りトヨタハイエースが17年目となりオイル漏れが止まらなく廃車しなければならなくなり廃車しました。

学園としましては、普通免許証で多くの職員が使用できる車といえば10人乗りということになりますので平成22年度に購入の方向で、赤い羽根募金に申請しました。平成232月に福岡県社会福祉協議会 共同募金会配分委員会事務局より3名の方が、車の台数確認等の実情調査に来られ、認められれば平成23年度に助成金を頂き購入する事になります。

 

2〉公用車15人乗りの買い替えについて

    公用車15人乗りも購入後、20年目になっています。走行距離は少ないのですが、この車に代わる公用車の買い替えが必要になります。平成22年度に日本財団の方に助成金の申請を行いましたが、現在の対象は通所等の送迎に使用する車が助成対象となっているとのことで断られました。危険性が発生しない限り15人乗りを利用して行きたいと思います。ただ、大型車輛の免許を持った職員が3名はいるものの、夜勤や振替休日があり、使用するのに制限が生じているのが現状です。また、20年経っていますので修理しようにも交換部品がないという様な状況に至れば、次回は普通免許証で多くの職員が使用できる車10人乗りを購入するというように車の大きさの変更を考えています。学園で購入するにしても、日本財団の他に補助金を助成して貰える団体があれば是非申請したいと思っています。

 

3〉玄関防犯カメラのレコーダー(ハードディスク)の購入

 現在は夕方から明け方にかけて玄関の防犯カメラを録画していますが、防犯という事で考えれば日中の出入りに関しても、記録しておくことが大切であると言えます。現在は長時間用のカセットテープで記録していますが、古くなるとテープが伸びて画像がおかしくなってしまいます。ハードディスクタイプのレコーダーが約10万円位で入手できますのでこの形に切り替えて学園の安全対策を図るつもりです。 

 

4〉食堂天井の扇風機1台の取替え

   食堂の天井についている扇風機1台が破損しており、取替え工事が必要。

  

5〉厨房機器(コールドテーブル)の購入

  厨房内を改築し平成214月から、調理をして来ましたが現在使用している機器に加

  えコールドテーブル1台があれば新鮮なままで材料保存ができるので、是非購入して貰いたいとの要望があります。

 

6〉保温食器の購入

  入所者への食事提供時に温かいものは温かいままで、冷たいものは冷たいままで美味

しく提供したいという希望、要望が出ています。これに対応すべく色々な対応策を検討して来ましたが、現在の調理場及び食堂の状態からみて、即対応できる方法としては、保温食器で対応すれば温かい物を温かいままで提供できることが分かり、平成23年度に購入を考えています。

 

4) 維持管理、その他

    

1〉ボイラー缶内の清掃

本館機械室、フラワーホームの暖房ボイラーを平成13年度の終わりに新規入れ替えました。平成14151617年度は必要なかったのですが、18年度の2月にフラワーホームのボイラーのみ、掃除を行いました。平成23年度は本館機械室のボイラーの掃除を実施しなければならないと計画しています。併せて煙突掃除を行う予定です。

 

5) 園内の環境整備

1〉各ホームの装飾

      園生居住棟のプロ野球ホーム(男子棟)、ディズニーホーム(女子棟)、フラワーホーム(重度棟)に、各ホームの特色を持たせるために、ホーム毎に装飾を施す計画です。

 

6) 学園周辺の環境整備に関する事

     学園周囲の環境については、1年中、いつでも花が途切れる事なく咲いているといった環境整備を考えています。農園芸班が育苗したものを、各ホームで植えつけ、管理を行っていくといった方法で進める予定です。また、樹木に関しては、外部のプロに依頼して園庭整備を進めていく予定です。

 

7) その他継続懸案事項                 

〈1〉居室改装(バリアフリー構造)の件

高齢化に対しての、居住空間の改善ということでは、部屋が狭すぎるといった事が考えられます。現在は和室であるため、床と上がりがまちの間に段差があり、高齢化を考えれば床はフラットで、汚れた場合に手早く掃除できる等、衛生的且つ安全に活用できる、介護しやすい居室の改装が今後必要になると考えられます。

 

2〉風呂場の改修工事について

    入所者も年をとり、風呂場の浴槽が深く、入る時の浴槽の壁が高くなっており使用しにくい状態です。支援員の介助する場所も手狭になり風呂場の構造から考えなおして行く必要があります。現在の場所では広さが足りず、他の場所に改築した方が良いと判断されます。(例えば現在のレストルームの場所等が考えられると思います。また、風呂場の位置により、現在利用している風呂場の後をどのように改築利用して行くかなどの問題が生じてきます。)

 

   3〉個室増築計画

    インフルエンザの流行時にどうしても隔離しなければならない対象者が出たが、医務室だけでは足りず、隔離のために自宅に帰すという方法を取らざるを得なかった。

風邪の件でもそのような状態であり、現在でも精神科にかかっていて、他人に迷惑をかけるために1 室を使用させなければ生活できない人がいます。更にこれからの高齢化を考えると更に個室の必要性が高くなると思われる。最低10室は増築の必要があると考えられる。

 

4〉プロ野球ホーム、ディズニーホーム廊下の冷暖房設備について

温水、冷水を使っての空調設備の時代にはプロ野球ホーム、ディズニーホーム廊下の冷暖房設備が完備されていましたが、空調設備を各部屋ごとのエアコンに切り替えた時に、廊下の冷暖房設備は廃止したままになっています。フラワーホームは全館冷暖房式になっており、廊下の冷暖房は機能しています。入所者が高齢化している事もあり、プロ野球ホームとディズニーホーム廊下の冷暖房設備が必要です。その際にはキューピクルの内容変更を検討しなければなりません。

 

5H23頃には本館、居住棟屋根の防水塗装工事が必要

   屋根の防水工事を10年くらい前に行いましたが、その後の状態を見ていますと、塗装がかなり落ちています。業者にみて貰いましたところ、平成23年頃にはやりかえを計画していた方が良いとの事です。工事は雨漏りが始まる前に実施する必要があります。

 

6〉医務室内の保護室への監視カメラ設置について

精神的な不安定で他園生に迷惑を掛ける状態になった人を落ち着かせるための部屋を準備しておりますが、現在は部屋の中にいる本人の状態を把握するために、その都度部屋を開けて確認しなければなりません。確認のために部屋を開けることで、マイナスになることがあります。この部屋を使用する対象者に対し、適切な判断と適切な対応を行うために、職員のみが確認できるタイプの監視カメラを設置する必要があります。 

 

7〉生ゴミ処理機の購入検討

厨房から毎日生ゴミが出ますが、この分を処理するために現在までは、水切りをし

てビニール袋につめて、ゴミ回収日に出しています。 生ゴミを荒らす烏や犬類の

動物の食い荒らし等に気を配りながら、回収当日にゴミ出しをしています。しかし、

環境問題を含め、学園内で処理できる方法として生ゴミ処理機を購入し、処理した

ものは園芸班等で活用したいという考え方もあります。

 

8〉歯科診療室をどのように考えるか。

  現在、歯科治療を学園内で実施していますが、機械が古くなってきています。措置制度の時には学園側が全て考えて行くという事になっていましたが、現在の障害者自立支援制度の下では、病気に対しては入所者の自己負担という考えが基本にあります。ただ、昨年からの社会福祉の動向は新聞やマスコミ関係でも言われているように、障害者の自己負担分の軽減という部分の話だけが一気に高まりました。

今後起きてくると思われます歯科治療機械の買い替え等の問題についても、学園独自で新たな歯科治療の機械を買い替えることが妥当であるのかといった問題が生じてくると思われます。今後とも充分に検討して、具体的に考えを進めて行かなければならないと思われます。

 

8) 平成23年度職員研修計画

    平成21年度の新体系移行のために、支援員を平成21年度は8名採用しました。平成22

度に向け、男子支援員を1名採用しました。しかし、22年に入り、女子支援員1名が退職

したために、その支援員に代わる女子1名の支援員を採用したのですが、長くは続かず退

職したために、後の支援員を新聞等で中途採用の広告を入れ、採用するように努力して平成231月から知的障害者施設に勤務したことのある経験者を臨時支援員として採用したものの、3日間で辞めたために、平成23年度の新卒者採用に力を入れることで進めて来ました。また、平成22年の12月に女子職員1名が産休に入りました。管理栄養士も平成22年度後半に退職すると言うことになり、平成23年度に向けて職員採用に力を入れてきましたところ、支援員は男子1名、女子2名を採用することになりました。栄養士も平成23年度は新卒者を採用することにして、関係大学、短期大学等に応募しましたところ、13名の受験者があり、そのうちより1名を採用することに致しました。

重度、最重度知的障害をもった入所者に対し、充実した支援を提供するために出来るだけ多くの職員に対し、研修の機会を多くして、できるだけ早く知的障害者福祉を理解できるようになってもらい、職員としての質的な向上を図りたいと考えています。 

  平成23年度事業計画の「はじめに」の部分でも触れましたが、平成21年度に政変が起き、

民主党が与党になり障害者自立支援法を廃止して、新たに総合福祉法を成立させるという

事になっていますが、現在の政局から見て、どのように変化して行くかは判らない状況と

言えます。

どのように時代の流れが変わろうと、特に重度、最重度の知的障害を持った人達に対する

日常的支援の内容は、それほど変わることはありません。なすべき事は必ずしなければな

りません。

どのような場面においてもすぐに対応できるように、専門性を高める意味からも、各関係

機関の開催する研修会や教育行事等に積極的に参加させ、職員一人ひとりの質の向上をは

かり、学園としての社会的立場から、知的障害者福祉分野から、日本の社会福祉全体に対

して、福祉向上のための一石を投じる事が出来るような存在施設であるように努めて行き

たいと思います。

 

    研修内容

    1〕福岡県社会福祉協議会主催による各種研修会

    2〕全国社会福祉協議会主催による各種研修会

    3〕全国知的障害者福祉協会主催による、各種研修会等。

4〕福岡県知的障害者福祉協会主催による、各種研修会等。

〕福祉関係機関より案内を受けた各種研修会のうちで、内容を検討し、当園に必要と思われる内容を取捨選択し参加。

    6〕異種開催の各種研修会並びに通信教育及び資格認定講習会等

  7〕関係行政機関主催による研修会

8〕海外研修

国及び各福祉諸団体が主催する海外研修、その他知的障害者福祉の向上につながる内容の研修会

  9〕その他

    例)知的障害者福祉の向上につながる研修。

知的障害者の加齢化、高齢化に対して対応できる研修等。

 

9) 職員の健康管理

    職員の健康管理については、年1回実施予定。ただし、夜勤勤務をする職員のみ、年2回の法定健康診断が必要となっています。年齢が35歳以上に当たる職員については、成人病検診の内容までを対象として進めます。

    検診の結果、少しでも異常の出た職員に対しては、日常から健康管理に留意させながら対応するようにしています。また場合によっては保健婦指導を受けるようにさせたり、本人の症状に対しては、より早めに治療に行くように助言したり、健康管理に努める事が出来るように配慮して行きたい。

 

 

20110310FK