--- 鷹取学園20周年資料 ---


【あとがき】
昭和56年の開園当時から記録されてきた膨大な量の資料まとめに挑戦してみました。職員は、園生の処遇に当たりながら、時間を割いて今回のまとめ作りに取り組んできました。その結果、当園入所定員76名中、29名分の事例を報告集としてまとめ上げることができました。
他にも色々なケースが有りますが、今回は特に他の施設でも同じように見られるような知的障害の特徴と思われる内容に焦点を当て、報告書にまとめ上げることを目標にしました。
ケースのまとめにあたった職員は、当初から勤めている人が少ないため、文章表現として強く訴える事ができづらい面もありましたが、客観的に判断することに関しては、それなりの評価を行いながら作業を進めて行くことができたと思います。
文章表現も稚拙であると思われますが、伝えたい内容はそれなりに触れていると思います。
事例報告するためには、過去のデータを文章化しなければなりません。この件につきましては、保護者の皆様方の気持ちを充分考慮しながら監修に対して配慮したつもりですが、行き届かず適切でない表現等あるかも分かりません。その点に関してはお許し願いたとい思います。
しかし、問題は知的障害という障害が、実際にはどういう障害であり、そのためのケアがどういった内容であるのかを知って頂くことからしか知的障害者福祉は進みません。医療の進歩は、各分野で開催される医学学会での研究発表等を繰り返し行った結果、大きな進歩につながったと思われます。社会福祉分野では、この様な医学会が行って来たような専門的研修会に当たるようなことは正面から真剣に取り組んで来ませんでした。いいかえれば取り組めなかったのかも分かりません。
そう言った意味からしますと、この事例報告書の完成につきましては、いろんな意味があり、また知的障害関係各位の皆様方の御理解と御支援を頂きながら、ここに不充分ながら形としてでき上がった次第です。
指導とか処遇とかいった立場からの報告書ですが、知的障害者福祉を推進させるために、皆様方の忌憚の無いご意見を賜りながら今後とも一緒に歩いて頂きたいと願いつつお礼の言葉に代えさせていただきます。
                        共同論文監修責任者  紙野文明
                       平成12年4月21日
                        



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