--- 鷹取学園20周年資料 ---


鷹取学園20周年記念に寄せて
鷹取学園保護者会 会長代行 大森繁寛

 鷹取学園20周年を迎えるに際して心よりお祝いの言葉を申し上げます。
 昭和56年4月の開所から早や20年経ち時の流れの早いことにしみじみ感じ入ります。直方養護学校父母の会の親達が我が子の卒業後の行く先に苦慮され、更生施設作りに熱心な運動を展開し、又資金作りに奔走しておりました。そして、当時養護学校の後援会長でありました現在当学園の坂田理事長を中心に後援会の皆さんと共に懸命の努力と情熱を傾け開園の運びとなり今日の学園の発展の基礎を築いたものです。
 入園者の多くは重度・最重度の知的障害者を最優先的に入所させ、「この子達の自立更生
を図るべきである」との坂田理事長の固い信念のもと、各理事の方々および指導員の先生方の力強い協力と熱意をたゆまざる研究を渾身の努力による指導訓練により、園生の生活に大きな成長が見られ、それぞれ生活自立に向け明るく楽しい毎日を過ごせる立派な施設に発展し、今日を迎えることができました。これはひとえに坂田理事長の確固たる経営理念によるもので創立当初より「愛の心」を信条をしている理事長の慈しみのる人柄であります。又、それを見事に紺園的に日常の指導をを行動で実践してこられた素晴らしい先生方の実績であります。
 私共保護者といたしまして、今後園生の高齢、可齢化が進む中、老齢化問題も含め重度者処遇に欠かせない医療ケア、設備、その他についてその対処策を学園と共に十分協議し、具体化をはかり、園生の健康管理の維持に真剣に努めていきたいと思っております。又、当園は平成4年度からコンピューターを導入、その活用に多大な成果を上げています。
 事務合理化は無論、園生の多面にわたる処遇内容及び、今後の処遇向上に対末う活用、また、園生の医療ケアや個々の健康状態がデーターで活用され、その効果は充分生かされて、保護者も入所者本人の状況がより理解できる内容であります。
 本年4月より介護保険制度が発足し社会福祉全体の大きな変化の時期を迎え障害者の福祉策はあらゆる面で大きく変動し前進しようとしています。それに伴い次々と新しい問題点が出てくることを予測しておかなければなりません。福祉行政の変化に対応していけいける様、機会のある毎に研修を重ねて行きます。
園生達が明るく安心して楽しく生活の出来る施設にするため、学園と保護者が一体となり、来る21世紀に向け温かい「愛の心」を持って地域に根ざした学園に発展して行くよう努力を惜しまず頑張って行きたいと思っています。
 今後共、国、県、市及び地域の皆様、ボランティアの皆様方のご厚情により、尚一層の御支援、御指導を賜りたく、心からお願い申し上げるしだいでございます。。
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